我が家の3匹の保護猫の中で唯一、人懐っこい鍵しっぽのキーくん。
実は保護してすぐに脱走し、3週間も見知らぬ土地をさまよいました。
明らかに自分の不注意が原因で、野良猫の保護を甘く見た結果。
助けたくて保護したのに辛い思いをさせてしまってキーくんに本当に申し訳なかったです。
このような悲劇が起こらないことを願って…
今回の脱走の経緯から結末まで、さらに保護した猫の脱走を防ぐ方法についてお伝えしたいと思います。
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人懐っこいキーくんの捕獲
野良時代から人懐っこかったキーくん。
最初の捕獲は簡単でした。
餌を探しに実家のベランダへ来たところをヒョイっと抱っこして捕獲の完了!!!
何て簡単な猫でしょう。
↓捕獲直後のキーくん
他2匹とは大違い…。
↓人嫌い2匹の壮絶な捕獲劇はコチラ↓
無事に捕獲完了したキーくん。
健康診断や血液検査をしてもらうため動物病院へ連れて行くことにしました。
しかしその日、家から猫用キャリーを持ってきていなかった私。
家に帰って持ってくるべきだったのですが、動物病院の受付時間が気になり時間を惜しんだ私は、キーくんを洗濯ネットをに入れて連れて行くことに。
私の腕の中で大人しくしていたので、ネットだけでキャリーがなくても大丈夫だろうと軽く考えていました。
この判断が私の大きなミスでした…。
病院受診直前の悲劇
駐車場に車を停め、ネットに入れたキーくんを連れて病院へ向かいました。
同じく病院へ向かう犬連れの方が、向かい側から近づいてきたその瞬間…
犬に驚いたキーくんが私の手の中から飛び出す!
私の手の中にはネットだけ残っている…
え…ネットに入れたのに!!!
よく見ると、ほんの少しだけチャックが開いていたのです。
病院の裏手に逃げていくキーくんを走って追いかけるも、追いつくはずもなく…。
半泣きで暗くなるまで探しましたが、その日に見つかることは叶わず。
動物病院に事情と連絡先を伝えてその日は泣く泣く帰宅。
帰宅してからも自己嫌悪で落ち込みまくりました。
なぜチャックを確認しなかったのか。
なぜキャリーを取りに帰らなかったのか。
育った場所の近くならまだしも、全く知らない場所で迷子にさせてしまった…。
しかも、秋風の冷たい11月に。
今思い出しても情けなくて、申し訳なくて、涙が出てきます。
キーくん無事保護!
ほぼ毎日キーくんの捜索へ出かけました。
病院の周辺から、かなり遠いところまで探しましたが見つからず。
捜索から数日経ったある日のこと。
動物病院の裏手にあるラーメン屋の方が、お店の裏手で地域猫に餌をやっていることに気付きました。
キーくんを見失った場所から近かったこともあり、ラーメン屋の方に事情を話し、グレーの鍵しっぽ猫を見かけたら連絡が欲しいと伝えました。
朝、昼、夜、色んな時間に探し歩きましたが、その姿すら見えない状態が2週間ほど続いたある日。
ラーメン屋さんから電話が!
「グレーの鍵しっぽ、見かけたよ!」
探し始めて2週間、初めての有力情報!!!
ラーメン屋さんであげている餌を、ときどき食べに来ているとのこと。
ラーメン屋さんに狙いを絞って連日探しましたが、タイミングが合わず捕獲できず。
そしてついに、脱走から3週間が経とうとした頃。
ラーメン屋さんから吉報!
「グレーの鍵しっぽ、捕まえたよ!」
キーくんが、ご飯を食べに来たところを捕まえてくれたそうです!
ラーメン屋さんへのお礼と、今度はちゃんとキャリーを持ってキーくんのお迎えに行き、約3週間ぶりの再会!!!
キーくんは暖かい部屋でご飯をもらい安心したようで、ラーメン屋さんの自宅でぐっすり寝ていました。
本当に良かった…。そして、本当にごめんね…。
ラーメン屋さんに感謝してもしきれません。
今度こそ、無事に保護して帰宅することができました。
保護した野良猫を逃がさないために
・必ずキャリーに入れる
・室外でキャリーは開けない
・焦らない
いくら人懐っこい猫だとしても、ちゃんとキャリーに入れなければいけないと猛反省。
室外でキャリーを開けるなんて論外ですよね。
あとは、明らかに弱っていたり、ケガをしている状態でなければ、病院へ行くのは捕獲当日じゃなくても良かったかもしれないと思いました。
後日、キー君を動物病院へ連れていくと、
「あれ、グレーの鍵しっぽ?迷子になってた子?」
と私が探していたことを覚えていてくれました。
よく話を聞いてみると、実は猫の脱走・迷子事例は珍しくないとのこと。
ただ、迷子になって無事に見つかった例はごくわずからしいです。
無事に見つかったキー君をみて「よく見つかったね!!!」と驚かれました。
私も、無事に保護できたのは奇跡だと思っています。
保護してくれた方への感謝を忘れず、
これからも責任を持って、大切にキー君を育てていきます☆彡