2011年3月11日の東日本大震災から今日で10年経ちました。
私は福島県で震災を経験しましたが、内陸部に居住していたため幸いにも大きな被害はありませんでした。
私の地方は家もライフラインも家族友人も全員無事でしたが、県内の他の地方では甚大な被害が出ていました。
車で1時間ほど離れた地域では電気や水道などのライフラインが断たれ、沿岸部では津波や原発事故などのさらに大きな被害状況が連日報道されていて、同じ県内で起こっていることとは思えず全く実感が湧きませんでした。
ほとんど被害がなかったとはいえ、被害のあった県内外に支社を持っていたため会社は数週間休業、ガソリンがなくなったり、スーパーの棚に物がなくなったりと元の生活に戻るまでは時間がかかりました。
他地方で被災された方は想像を絶する苦労をしたに違いありません。
私の住んでいる地域には被災した方が多く避難しており、仮設住宅も多く建てられました。
仮設住宅ではペット可のところも多く、外に犬がつながれている光景も珍しくはありませんでした。
ペットを連れての避難所生活や移動は本当に大変だったと思います。
震災から10年目を迎えるにあたり、テレビでは震災関連のニュースが増え、色々と考えさせられることが多くなりました。
猫を3匹飼っている今の状況で、未曾有の災害に見舞われたら。
ライフラインが寸断されたら。
家に住めなくなり、避難所生活を強いられたら。
今日は猫と被災した場合を想定し、防災や避難について考えてみたいと思います。
猫と避難する際の持ち物
キャリーケース
猫を入れて移動するのに必須。
逃走防止のハーネスや洗濯ネットがあればなお良し。
普段使いなれている手持ちのキャリーケースで良いと思います。
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ただ、他の荷物で手がふさがることを考えると、リュックタイプの物もオススメ。
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フード
5~7日分くらいのフードがあると良い。
救援物資はどうしても人のものが優先になります。
東日本大震災では猫用フードが届くまで3日以上かかったそう。
ドライフードの他にウエットフードがあれば水分補給にも役立ちます。
お水
ペットボトルの水など、人が飲むことも想定して多めに準備しておくと良いですね。
トイレ用品
猫用トイレと猫砂は他の避難者へ迷惑をかけないためにも持参するのが望ましい。
避難所生活で衛生面は大事です。
普段使っているトイレを持ち運ぶのは大変ですが、今は折り畳み式のポータブルトイレも販売しています。
小さくたためるので持ち運びに便利です。
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持病の薬
持病があって薬を飲んでいる猫ちゃんは、薬がなければ命にかかわります。
動物病院が被災している可能性も高いので、予備の薬は準備しておきましょう。
避難所でのストレスを軽減するために必要なもの
折り畳みケージ
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避難所で長い間、狭い移動用キャリーの中にいては猫もストレスになります。
避難所でペットケージを用意している自治体もあるそうですが、ないことを想定して持参しましょう。
普段から折り畳みケージに慣れさせておけば、避難所でも安心して過ごせるはず。
愛猫のにおいがついた毛布やタオル
突然の避難所生活で、普段と違う環境になり猫は大きなストレスを感じます。
自分のにおいのついた毛布やタオルをケージにしいてあげれば猫の不安も和らぎ、防寒対策にも役立ちます。
お気に入りのおもちゃ
こちらも猫の不安やストレスを少しでも軽減するために、普段愛用しているものを用意しておくと良いですね。
猫と被災した際にあると便利なもの
新聞紙
新聞紙はケージを覆って目隠しにしたり、細かくちぎってトイレ砂の代わりにするなど様々な用途があります。
箱状に折ってフード入れにしたり、ちょっとした汚れをふいたりするのにも役立ちます。
布ガムテープ
ケージの補強や修復、段ボールでペットケージや即席トイレを作るなど、多目的に使えて便利です。
ビニール袋
排泄物を入れたり、大きめの袋に猫砂や新聞紙を入れれば即席トイレにもなります。
迷子札や猫の写真
いつもと違う環境でパニックを起こしたり、何かのひょうしに逃げ出してしまったときのため、迷子札をつけたり猫ちゃんの写真を用意しておくことも必要です。
愛猫を守るために
何かあったときに愛猫を守れるのは飼い主しかいません。
先日の福島県沖地震でも感じましたが、いざという時に備えておくのも飼い主の責任です。
私も先日の地震で、自宅に潜む危険や防災意識の不足を実感しました。
あのあと、高いところに置いて落下した物は別の場所にしまい、キャットタワーも緩んでいる場所は締めなおしました。
今日は数年前に用意した防災グッズの見直しを行い、買い足すべきものをリストアップしようと思います。
一気に用意することは難しいので、少しずつ揃えていこうと思ってます。
今日は3月11日ということで防災について考えてみました。
みなさんもこの機会に、自宅の地震対策や防災グッズ、避難経路などを家族と話し合ってみてはいかがでしょうか?